指導者として

笑顔

僕が一番好きなサッカー選手はロナウジーニョです。

「エラシコ」や「ノールックパス」のような代名詞もありますし、味方でさえ驚いてしまうようなプレーの数々。

相手を置き去りにする一瞬のスピードと、ファールを受けても簡単には倒れない強靱なフィジカルを兼ね備えていたうえ、しなやかなボールタッチと身体全体を使ったドリブルは変幻自在。

また、意表を突いたタイミングで繰り出されるシュートやパスは、時間と空間を操っているかのように美しいもので、たくさんの見る者を魅了しました。

これに関しては別記事で書きたいほど、伝えたいことがたくさんあるのですが、何よりも「笑顔」でプレーし、サッカーを心の底から楽しんでいる姿に、とても憧れを覚えました。

そんな「笑顔」が持つ力について、伝えていきたいと思います。

医学的には、免疫力を向上させたり、がんやうつ病の予防など、健康で生活できることが証明されているようですし、心理学的にもストレスの軽減や、信頼関係の構築に役立つことが認められています。

ただもっと単純に、楽しそうにサッカーしているチームと、つまらなさそうにサッカーをしているチームだったら、どっちを応援したくなりますか?

それから、味方に文句を言いながらプレーしている選手と、味方がミスしても笑顔で前向きにプレーしている選手。

どっちの選手が魅力的ですか?

やっぱり、楽しそうにしているチームを応援したくなるし、楽しそうにプレーしている選手と一緒にプレーしたいですよね!

しかし、勘違いしてはいけないことがひとつあります。

それは「楽しむ」ということと「ふざける」ということは違うということです。

その線引きをどこでするのかは難しいところですが、僕の中では他人に迷惑をかけているかどうかを基準にして考えます。

あとは、自分だけが楽しいのは「ふざける」みんなが楽しいのは「楽しむ」といった感じでしょうか。

特に、僕が指導しているU-12年代になると、そこの区別を自分たちで判断するのが難しく、ついついふざけていまいがちです。

なので、そこの違いはしっかりと伝える必要があると思います。

話を戻して、笑顔は人に伝わります。

ただでさえ、笑顔になると良いことがたくさんあるのに、それを他の人にまで移すことができるのです。

赤ちゃんが笑った顔を見ると、自分も笑顔になってしまいませんか?

誰かと一緒にお笑い番組を見ていたら、誰かの笑いにつられて笑ってしまうことはありませんか?

そして、その時の気持ちはどうでしょう?

嫌な気持ちになる人はほとんどいないはずです。

そして笑顔を作るだけで、前向きな気持ちを作ることができます。

人の身体を動かすのは脳なので、前向きな行動をしたいときには笑顔を作ってみましょう。

自分にも、周りにも良い影響を与えることができる「笑顔」は指導者にとっても大事な要素です。

常日頃から「笑顔」を絶やさない人間性を身につけたいですね。

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