保護者向け

子どものサッカーの教え方

お母さん
お母さん
子どもにサッカーを教えたいけど、どうすれば良いのか分からない。
かどやす
かどやす
そんな悩みについて解説します!

まずは楽しむ

楽しいという気持ちは全ての原動力

何よりも一番大切なことは「楽しむ」ということです。

これは子ども自身が「楽しむ」ということだけではなく

子どもに教えようとしている、あなた自身も「楽しむ」ことが大切です。

なぜなら、人間は楽しいと思えることであれば、自発的に取り組んだり、継続したりすることができるからです。

子どもの頃に夢中で取り組んだゲームはありませんか?

勉強より楽しいと思っていたからこそ

勉強しなさい!と親に怒られながらも、やっていました。

逆に勉強を「楽しい」と思える子は、親から言われなくても自然と勉強します。

同じように、サッカーを「楽しい」と思えることが一番です。

年齢が低ければ低いほど、子どもは親の姿を見て成長するので

「子どもと一緒にサッカーを楽しむ」ということが、より大切です。

褒める

怒られて楽しいと思えることはありません。

当然、褒められた方が嬉しいですし、楽しいと思えるでしょう。

楽しいと思えるからこそ、怒られても耐えることができますし、また頑張ろうと思えるのです。

特に、サッカーを始めたばかりの子に対しては、どんどん褒めて調子に乗せてあげてください。

それくらいがちょうど良いです。

「好きこそものの上手なれ」という言葉があるとおり、たくさん褒めて「楽しい」と思ってもらうことがスタートラインです!

サッカーだけにならない

スキャモンの発育曲線

ご存じの方もいらっしゃるでしょうか?

このグラフで注目してもらいたいのは、水色の部分で、神経系の発達を表したものになります。

0歳からどんどん伸び始め、8歳頃までに90%、12歳までにほぼ100%が完成されます。

これはつまり、一般的に言われる運動神経の良し悪しが、この年代で形作られるということです。

この時期までは1つのスポーツにとらわれず、様々な動きを経験することで、後々の成長を伸ばしてあげることに繋がります。

サッカーだけで上達するわけではない

サッカーはボールを蹴るスポーツです。

ただ、ボールを蹴る動きは全身を使いますし

上半身でバランスを取ったり、相手を押さえたりすることもあります。

コーディネーションと呼ばれる様々な能力もサッカーには欠かせません。

転んだときに受け身がとれなくてケガをしたり

高く上がったボールの落下地点が予測できなかったり

なんとなく動きがぎこちない選手などを、最近はよく見かけますが

サッカーだけにとらわれず、いろいろな動き方を身につけることが

結果的にサッカーを上達させてくれます。

たくさん遊ぶ

公園に行きましょう。

様々な遊具で遊ぶことが、神経系を発達させることに繋がります。

ただ、ここでも意識してほしいのは「一緒に楽しむ」ということです。

子どもを遊ばせながらスマホを見ている親の姿を見て、その子はどう感じるでしょうか?

「スマホって面白いのかな?僕も見てみたいな」と感じるに違いありません。

一緒に楽しんで遊んでくれる親の姿を見ると、子どもはどう感じるでしょうか?

少し考えれば分かることですが、意外と忘れてしまうものです。

「楽しい」と思ってもらうことが全てです!

自立させる

サッカーは自分で決断する自由なスポーツ

サッカーの試合中は、自分で考えて行動する必要があります。

それは、サッカーが自由なスポーツだからです。

どこに動いても良いし、止まってたって良い。

ドリブル、パス、シュート何を選んでも良い。

当然、作戦や定石は存在しますが、それを選ばずに周りを驚かせるプレーをしたって良いのです。

だからこそ、日常生活から自分で考えて行動するクセを付けてあげることが、サッカーの上達に繋がります。

自分で行動した結果だからこそ、自分で責任を持ち、結果を受け入れることも必要です。

注意点

他のせいにしない

子どもの自立もそうですが、親も自立しましょう。

子どもが成長できない理由を子どもに見つけるのは簡単ですし

コーチや周りのせいにすることも簡単です。

ただ、本当にサッカーが上手くなってほしいのであれば

それらは、親が変えることができる範囲の中にあります。

自分の接し方を変えてみたり、チームを変えてみたり、何かに取り組んでみたり。

些細なことでも、できることはきっとあるはずです。

親ができない理由を探して言い訳しているうちは

子どももそういった考えで成長していきます。

自分が上手くいかなかったら味方のせい、何かと周りのせいにしている選手は

はっきり言って、上手くなりません。

仮に上手かったとしても、そこで終わってしまいます。

押しつけない

これは、自分が経験してきた人にこそ、気をつけてもらいたいポイントです。

経験者だから分かる部分があって、それは感覚的には正しい場合がほとんどでしょう。

ただ、子ども成長には段階があります。

いつ、何を学び、どう成長していくのか。

これらをしっかりと理解した上で、指導者は伝えるべき事を取捨選択しています。

余計な(と言うと失礼ですが)知識を入れてしまい、プレーが壊れてしまった選手もたくさんいます。

また、自分がサッカー選手になれなかったから、子どもに夢を託したい。

といった形でも、その夢が押しつけになっていないか注意する必要があります。

もちろん、その子自身が「プロになりたい」と思っているのであれば全力でサポートしていただきたいのですが、親の願いを叶えるためにと、自分の気持ちを押し殺してまで頑張っている選手では、どこかで必ず成長が止まってしまいます。

子ども自身が「上手くなりたい」と思えることが大切です。

環境を与える

これは親が直接できることの中では、非常に重要な部分です。

と言うのも、今まで挙げてきた内容は子どもに対して働きかけることしかできませんでした。

親であるあなた自身がどれだけ頑張っても、子どもが変わるかどうかは正直分かりません。

ただ「環境を与える」ということに関しては、あなた自身が決定権を持っているはずです。

本気でサッカーが上手くなってほしい、子ども自身も上手くなりたい。

と思っているのであれば、優秀なコーチがいるチームに移籍したり、多少時間がかかっても遠くの地域に足を運ぶことだってできます。

これは、お子さんがどうこうできる問題ではありません。

情報を集めたり、お金を出したり、時間をかけたり。

直接的に親ができるのは「環境を与える」ことしかありません。

もちろん、ここまで記事を読んでくださった方であれば、「環境を与える」ことが全てではない、ということは理解されていると思います。

まとめ

サッカーを教える方法と言っても、練習メニューや具体的な方法はたくさんあります。

しかし、それ以前に意識しておかないと上手くいかない部分について、今回は記事を書きました。

まずは、自分で考えて楽しむことが何より大切で、本気でサッカーに取り組むのであれば、それなりの環境に飛び込んでみるということが必要です。

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